【今更】UE900sをレビューしてみた
Tealと申します 新製品が出る気が拭えなくてタイミングを逃していましたが意を決して注文して先日届いたUE900sをレビューしたいと思います 環境はアンプなんで持ってませんからiPhone直挿しでレビューさせていただきます。
UE900s
ご存知の通りUltimate ears(以下UE)のフラッグシップモデルです。
ただしUEはカスタムIEMに力を入れている会社なので、あくまで既製品の中でのフラッグシップモデルです。なのでカスタムIEMに手を出せばもっと高い製品はたくさんあるということですね、僕もあっちの世界に足を踏み入れる日が来るのかなぁ…
仕様はBA4基で低音特化のBA型も搭載されてるため、BA型の欠点をうまく取り払ったと言えます。
付属品
これでもかってくらいイヤーチップがついてますね。ケーブルはiPhone対応の青色と、普通のタイプの黒色があります。ソフトケースとハードケースが付いています。
イヤーチップ
イヤーチップは6サイズあってそれぞれに予備がもう1セットずつあります。
今回の特徴としては形状記憶フォームチップなるものが搭載されていて、手で潰してから耳に入れると形が戻るという耳栓のような感じでした。
カナル型イヤホンのユーザーの方は分かると思うんですけど、カナル型イヤホンってイヤーチップが自分に合うかどうかで聴き心地がかなり違ってくるんですね 。 なので開封時につけてあった自分の耳に合わないイヤーチップを使ってしまったために聴こえが悪くなり製品の評価が下がる。または音楽が楽しめなくなる。ということが起こるわけです。
それを防ぐためだと思うんですがUEはかなり強行手段にでて、強制的にイヤーチップを試させる仕様になっています。
このようにバイブこけしみたいになっているのでかなり試しやすかったです。
キャリングケース
僕はカバンの中で傷ついたりつぶれたりするのが嫌なのでハードケースを使ってるんですがこれ、はっきり言って慣れるまではめちゃめちゃ使いづらいです。 かなりキッチリサイズで作ってあって入れる時に結構な小ささにまとめなきゃいけないんですけど、ケーブルに影響が出るんじゃないかなーって心配になります。
聴き心地
高級イヤホンでありがちですが、慣れるまではつけにくさを感じるかも知れません。
遮音性はそこそこ高いです。 歩きながらだとちょっと危ないかも。
音はさすがUEかなーって、すごく中高音が綺麗に鳴ります。特にアコギやドラムなどのアコースティック楽器は極上です。
最初に聴いたときニヤニヤが隠せないくらい解像度が高く、綺麗な音です。iPhoneの音楽アプリで音量を2/5くらいでもすべての楽器の音が聞こえます。
ところでUE900sは低音が弱いと散々言われています。
確かに>>>重低音<<<みたいに売り出してるイヤホンみたいな低音は出ませんし、低音の量は少ない感じはしますが、締まりの良い、上品な低音が聴こえてきてすごく綺麗に聴こえるベースラインを追っていたら数十分経っていました。
昔、視聴した記憶より低音がよく出てると思ったらやっぱりUE900から低音が強化されてるらしいですね。
しかし、かなり綺麗な音は鳴るしバランスの良い、何でも聴けるようなイヤホンなんですが、 その反面、上品過ぎるといいますか、少しクール過ぎる感じはします。 綺麗すぎて、テンション⤴︎アゲ⤴︎アゲ⤴︎ってよりは聴き入ってしまう感じです。 低音がもう少し欲しいという方はイコライザのアプリを使うことをお勧めします。 僕はONKYOのHF playerをつかってます。少し低音を持ち上げるとかなりイイ感じになるかと。
良くも悪くもUEUEしいって感じですかね。
まとめ
だらだらと書いてきましたが、まとめとしては
解像度がめちゃめちゃイイ
UEっぽい音が好きな人ならピッタリ
中音域、高音域が綺麗
だいたいどんな音楽も合いますが、アコギを使ったポップス、女性ボーカル、そこそこなロック(?)とかが合うような気がします。 個人的にはかなりお勧めなイヤホンでした。 大切にします。